もしあなたが建築施工図の仕事に興味があるけれど、土日に休めるの?
と、知りたいはずですよね?
今回は、建築施工図屋が休日にちゃんと休みをとれているか?どうか?について書いてみますね。
建築施工図屋の土日の出勤状況
わたし自身、30代後半までゼネコンの建築現場事務所に常駐して建築施工図業務についてましたが、土曜日は出勤することは当たりまえにありました。
しかし、これは現場によりけりだし、現場の状況にもよりますので必ずしも土曜日に出勤になるとは限りません。
建築施工図は、当然、建築現場で施工するときに完成していなければならない図面ですので、現場工程表を確認して、現場で施工する日よりかなり前から描き始めます。
なぜ土日に出勤するの?
まず土曜日に出勤することがある理由ですが、ゼネコンの建築現場は土曜日も稼働しています。日曜日は休みの現場がほとんどですが、工事が工程より遅れていると工程を取り戻すために日曜日も稼働することもあります。
そして、これは日本の建築業界の特徴ですが、現場が着工してからの設計変更が多いのです。
それにより、建築施工図の修正が延々と続きます。
建築施工図屋もこれに連動して土曜日に出勤することもあるのです。
ほんと、設計事務所が設計段階でもっとちゃんと設計をつめてほしいと思います。
それが改善しない限り建築施工図屋が土曜日に出勤する状況は改善しません。
今年(2019年)から働き方改革が施行されましたが、根本的に設計段階での物決めやプラン決めが改善されないと、ゼネコンの建築現場での働き方は、真の意味で改善されません。
建築現場の工事状況は設計図の良し悪しで決まる
建築現場の良し悪しは、設計図の良し悪しで決まると言っても過言ではありません。
理由は簡単で、どんな分野でも設計図がきちんとしていないとおかしなことになります。
たとえば、きちんとした人生設計をしていないのとしているのとでは、その後の人生が大きく変わります。
もちろん、きちんとした人生設計をしていたほうが有意義な人生を送れますよね?
わたしは、20代に7年間、意匠建築事務所に勤務していましたが、きちんとした設計図を描いていた事務所でした。
しかし、現在勤務する会社に転職して、長年建築施工図屋として数々の物件の設計図をみてきましたが、ほとんどの設計図の品質が低いと感じてきました。
設計図の品質が高くなれば、建築施工図屋としての仕事量も減るのです。
ゼネコンの建築業界のこれからの課題
ゼネコンの建築業界のこれからの課題は、設計図の品質の向上が一番に求められます。
まずはこれを改善できない限り、建築施工図屋のつらい業務状況は改善できないでしょう。
わたしが考えるゼネコン業界の働き方の改善をするために必要なことを下記に書いてみますね。
- 設計図の品質の向上
- 現場事務所全体での業務の効率化を図る
まずは上記の2個を改善していくことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「建築施工図屋は休日ちゃんと休める?休日出勤はあるの?」
というタイトルで記事を書いてみました。
建築設計図の品質向上のために設計者の方々、よろしくお願いいたします。
今回の記事があなたの参考になれば幸いです。