auto cad ltでの編集できない文字を編集する方法に付いて書いてみますね。
文字の修正は、DDEDIT[文字編集]コマンドを利用するか、[オブジェクトプロパティ管理]で修正します。
DDEDIT「文字編集]コマンドは、「ダイナミック文字」「マルチテキスト」「寸法図形の文字部分」などはほとんどの文字を編集できます。
又、特定のオブジェクトについては、編集する図形をダブルクリックすることで編集できます。
しかし、DDEDIT[文字編集]で編集できない文字もあります。
これは、「ブロック参照」「ブロック参照(属性定義)」「グループ定義」「外部参照」
のどれかのオブジェクトタイプに該当します。
それぞれ修正方法が違いますので、まずはどの種類かを見極めることが必要です。
文字の種類を確認する
修正したい文字図形のみを選択後、[ツール]-[オブジェクトプロパティ管理]を選択して、
プロパティウィンドウの表示を確認します。
「ブロック参照」の場合
ブロックが図面内に複数配置されている可能性がありますので、よく確認する
必要があります。
属性定義されている場合は、数量算出などの付加機能を利用している可能性が
ありますので、分解しないでATTEDIT[属性編集]を利用して修正します。
ブロック参照は、ブロック編集により修正できます。
「すべて(**)」の場合
複数のオブジェクトが選択されて、「すべて(**)」が
表示されるときは、グループ定義されています。
この場合は、[ツール]-[オプション]を選択して[オプション]ダイアログボックスの
[選択]タブで[オブジェクトグループ]のチェックを外せば編集できます。
「外部参照」の場合
外部参照元の図面の文字を修正する必要があります。
[挿入]-[外部参照管理]などを利用して目的のファイルを探して修正します。